MESSAGE|ごあいさつ
《開業にあたって》
私は宮崎医科大学を卒業後、久留米大学眼科で研鑽を積み、7年間の公立八女総合病院での勤務を経て、このたび、ご縁のあった筑後・八女地区で鶴丸眼科を開業することとなりました。開業に至るまでの約23年間は、良い意味で「修行」でした。 医師としての診察や手術の技術を納得がゆくまで高めるため、そして人として成熟するために、必要な時間だったと考えています。結果、白内障、網膜硝子体、緑内障、眼瞼下垂などの眼瞼、加えて世界でも指導と発表を重ねている涙目、涙道手術と、様々な分野の手術を高度に完遂できる技術を修得することができました。
《眼科手術について》
眼科手術は日進月歩で、その繊細で高度な技術を学び、実践することに、私は非常にやりがいを感じています。そのため、勤務医時代には導入が叶わなかった最先端の手術機器や顕微鏡を、当院では導入しました。また、麻酔指導医である実兄の協力の元、全身麻酔や、手術時の不安を極力減らす工夫ができるようにして、患者さんに安心して手術を受けていただける環境作りに徹しています。しかしながら、やや逆説的な表現になりますが、私は手術が好きではありません。むしろ、できることなら避けたいと考えています。何故でしょうか。
《医師としての理念》
私にとって、手術は最終手段です。手術をしなくても治るものならしない方が良いと思っています。 99.9%成功するからといっても、患者さんご本人の「0.1%のリスクに対する不安」を払拭できないまま手術を行うのは本意ではありません。患者さんがその必要性について100%納得されたうえで行うことが、何より大事であると考えているからです。手術は不安な気持ちのまま受ける必要は全くありません。疑問点や質問がございましたら、どんな些細なことでもご遠慮なくお訊ねください。そのためのご説明は喜んでさせていただきます。それが医師としての私の理念であり、人としての信念でもあります。