日帰り眼科手術は福岡県筑後市『鶴丸眼科』まで

〒833-0002 福岡県筑後市前津60-1 電話番号0942-52-0002
主な手術と治療のイメージ

TREATMENT & OPERATION|主な手術・治療

当院の手術における2つのポイント

《1》

当院では、多くの眼科手術を行い、多様な難症例にも対応してきた院長が、自ら手術を行うことを原則としています。患者さんが病院を受診する際の「どんな医師が主治医であるのか/手術をするのか」というような不安の無いことが、当院のようなプライベートクリニックの特徴であり利点です。

《2》

麻酔科専門医・指導医である鶴丸健士が、患者さんの手術時および手術前後の全身状態をチェックし、麻酔管理を担当します。眼科手術に多い「局所麻酔」のみならず、眼科のプライベートクリニックでは稀である「全身麻酔」、手術に対する恐怖心を取り除く「鎮静」、痛みを取り除く「鎮痛」など、個々の患者さんに適した処置を行ってまいります。当院では「手術は怖いもの、痛いものである」という従来の概念を取り払い、患者さんの負担を軽減し不安を和らげることに努めております。

当院の手術・治療について
-私的考察と信念-(院長:鶴丸修士)

白内障手術

白内障手術

一般白内障手術・難治性白内障手術
※多焦点眼内レンズも導入しています(自由診療) 詳しくはこちら>>

白内障手術について

白内障手術は、手術器械の進歩により以前と比べ飛躍的に成績が向上しました。白内障手術において最も重要なことは、丁寧かつ迅速に手術を行うことです。手術中の無駄な動作がなくなるほど、必然的に手術時間は短くなり、安全な手術が可能となります。言うまでもなく、当院では常にその意識を持って手術に臨んでいます。これまで私は、20年以上に渡って1万件以上の白内障手術を行い、指導してまいりましたが、今でも手術中に気づいて施す工夫があります。そうすることで、自身の技術を磨き高めてきたと考えています。

麻酔について

従来の白内障手術では、所要時間が短いという理由から局所麻酔での手術を行うことが通例です。 しかし、いくら短時間だからといっても、手術に対する不安や恐怖を完全に取り除くことはできません。「見えなくても手術は怖いから受けたくない」という患者さんも多くいらっしゃいます。局所麻酔により痛みがないからといって、不安や恐怖心までなくなるわけではありません。
「短い手術ですから、ちょっと我慢すればすぐに終わります」と言うのも医師側の勝手な判断の一つと言っていいでしょう。当院では、麻酔科専門医の立ち合いの元、全身麻酔や点滴による鎮静でできるだけ緊張を和らげ、恐怖心を軽減するようにしています。

※麻酔は、白内障手術のほか、硝子体手術や眼瞼下垂など、手術全般で行っております。

麻酔科医 鶴丸健士についてはこちら>>

網膜・硝子体手術

網膜・硝子体手術

眼内の硝子体と呼ばれる、卵の白身のようなゼリー状の組織を取り除き、
また網膜に起きた様々な病気に対処する手術です。当院で最も力を入れている分野の一つです。

代表的な疾患
  • 黄斑円孔
  • 黄斑前膜
  • 糖尿病網膜症
  • 硝子体出血
  • 黄斑浮腫
  • 網膜剥離
  • 網膜裂孔(レーザー治療含む)
  • 増殖硝子体網膜症
  • 網膜中心静脈閉塞症
  • 網膜静脈分枝閉塞症
    (硝子体注射、抗VEGF注射含む)
  • 網膜下出血
  • 硝子体混濁 など

硝子体手術は、手術技術の向上や手術機器の発展によって、以前よりも手術成績が大きく向上しています。 近年の手術では以前に比べ傷口が小さくなり、以前は20ゲージ(0.9mm程度)の傷口から手術することが一般的でしたが、現在では25ゲージ(0.5mm程度)での手術が可能となりました。さらに今後は27ゲージ(0.4mm程度)まで傷口を極小化した手術が見込まれ、当院でも対応している最中です。また、硝子体はゼリー状で網膜と付着しており、吸引のみでは網膜を引っ張る危険性があるため、切除しながら吸引する必要があります。この切除用カッターの機能も近年大幅に進歩し、 私の研修医時代はカッターの刃先の回転数が1分間に2500回転が最高でしたが、現在では1分間に10000回転という超高速カッターが登場しています。こういった機器の進歩も、硝子体手術の確実性と安全性をより高めることとなりました。とは言え、難症例は非常に高度な技術を必要とする大変な手術となり、合併症が起こるリスクも白内障の比ではありません。また、手術前と比較して100%の改善が見込めない疾患もあります。 私は八女総合病院に勤務時、そういった難症例の硝子体手術も数多く手がけ、緊急の手術にもすべて対応してまいりました。
当院におきましても、この筑後・八女地区における眼科の最終機関として、網膜硝子体手術の分野には一層の力を注いでおります。もちろん、 患者さんともよく相談し、ご自身の症状や手術について十分にご理解と同意をいただいたうえでの手術となりますので、疑問点やご不安なことがありましたらご相談ください。

緑内障手術

緑内障手術

  • 線維柱帯切開術
  • 線維柱帯切除術
  • 隅角癒着解離術

緑内障は、以前と比べ様々な効果的な点眼薬が出てきたため、手術に至らないケースも増えてきました。そのため、一般的には緑内障の治療に手術があることが知られていないという側面があります。私は約20年に渡り緑内障手術を行ってまいりました。これは私が所属していた久留米大学の元教授である山川良治先生が緑内障手術の大家であり、その知識と技術を目の当たりにする機会に恵まれたことによるものです。
近年、この緑内障手術においても低侵襲な手技が求められる時代となり、当院でも低侵襲緑内障手術(MIGS)に対応しております。緑内障手術はすべての手術の中で最も繊細です。そのため手術手技に目が行きがちですが、最も重要なことは、どこまでを点眼薬でコントロールできるのか、どこから手術が必要となるのかを的確に見極めることです。患者さんにとって、特に初期の緑内障は自覚症状が無く、不安になりがちです。当院では、患者さんともよく相談の上、治療を進めてまいります。

涙囊炎・涙道閉塞症・流涙症(なみだ目)手術

涙囊炎・涙道閉塞症・流涙症(なみだ目)手術

現在、涙囊炎、涙道閉塞症、流涙症に対して行う手術は、以下の通り多岐に渡ります。

  • 涙道内視鏡を使用したチューブ挿入術
  • 涙囊鼻腔吻合術鼻内法
  • 鼻外法
  • レーザー涙囊鼻腔吻合術

この領域は、私の専門分野でもあります。これらの手術をすべて単独で行うことができる術者は、国内においてあまり多くはおりません。流涙症等の患者さんの多くは涙が出る症状に悩んでおられますが、「歳をとったから仕方がない」「涙が出ないよりはいいだろう」などと考えたり、あるいは他者から言われたりすることで、治療を放置されている場合も少なくありません。流涙は、ご本人にしか分からない辛さがあります。たかが涙と思わず、気になる症状を一度ご相談ください。

流涙症、涙道閉塞症手術
における実績

日本の涙道手術の第一人者である、北九州市若松区で開業されている鈴木眼科クリニック院長の鈴木亨先生を師と仰ぎ、この10年、この分野の研究に心血を注いでまいりました。現在では、日本で唯一の涙道内視鏡の専門書である「涙道内視鏡入門」の編集者の一人となり、「眼科疾患 最新の治療2019-2021」(南江堂)の涙囊鼻腔吻合術鼻内法の項の執筆を担当させていただきました。また、 2014年より日本涙道・涙液学会の理事に就任し、アメリカ、ヨーロッパ諸国、ロシアにおいて研究発表や手術指導を行なっております。アメリカ、ヨーロッパ諸国での発表では、ポスターセッションのみならず口頭発表も行いました。特に、採用基準が厳しく、世界中の演題のうち3割程度しか採用されない「米国眼形成再建外科学会(ASOPRS)」での口頭発表は、私にとって非常に意義深いものとなりました。ロシアでは、2016年にロシア連邦チュヴァシ共和国の病院において講演と手術のデモンストレーションを行い、2018年には同タタールスタン共和国の首府・カザンで口頭発表と手術手技のレクチャーも行いました。各国の医師や研究者の皆様とは、現在でも有益な情報交換を続けております。

眼形成手術

眼形成手術

  • 眼瞼下垂手術
  • 眼瞼内反症手術
  • 外反症手術
  • 眼窩脂肪ヘルニア
  • など

眼形成手術は、昨今日本で注目を集めている分野の一つです。眼形成疾患は眼瞼、眼窩、涙道など目の周囲や眼表面に近く、眼科だけではなく形成外科、耳鼻咽喉科、内科など多くの診療科と関連する疾患も含まれており、より専門的な知識と技術が必要とされています。そのため、眼形成手術(Oculoplastic Surgery)として独立した分野で、専門性を高めた医師が手術を行っています。私は八女総合病院在籍中にこの分野の研究にも勤しみ、多数の症例を扱い手術を施行してまいりました。より専門性の高い手術にも対処いたしますので、まずは一度ご相談ください。

眼科一般手術

眼科一般手術

上記のほか、流涙症の原因の一つである結膜弛緩症や、
翼状片、ものもらい(麦粒腫、霰粒腫)などの治療も行なっております。
目に関して気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。